ＭＲ２カスタム、全塗装

MR2の全塗装です。

現状は全体的に艶がない状態です。

フェンダーはオーナー様が自ら叩き出しされて自家塗装されていますがフェンダーのラインもいびつで塗装もひび割れています。

天井もクリアーが劣化で剥がれてしまっています。

フロントバンパーもかなりクリアーの劣化が激しいです。

ウイングは180ｓｘの物が装着されていますが元々装着されていた純正スポイラーの穴は開いたままです。

まずはウイングの穴埋めから行います。
穴の回りの塗装を剥がします。

穴埋めには鉄板を溶接して埋めますが特殊な工具を使いできるだけ熱が入らずにひずみを少なく埋めていきます。

このように溶接で埋めます。

すべて溶接で穴をふさいだらパテで成形していきます。

パテも厚塗り、中間、仕上げときめ細かく仕上げていきます。

次にいびつなフェンダーの修正です。
フェンダーアーチがかなり乱れているので修正します。

塗装も割れているのですべて剥がしてハンマーで形を整えます。

またフェンダーも加工しＧＴカーっぽく仕上げていきます。
鉄板を切り出しまげて

フロントタイヤ後部から排出されるエアーを後方に抜くイメージで形を製作します。

形ができたら溶接で固定します。

細かい歪みはハンマーで修正していきます。

そしてパテで成形していきます。

ドアとの段差がＧＴっぽさを演出します。

パテ、ペーパーの番手を細かくしていき仕上げていきます。

裏側もパテで成形しきれいに仕上げました。

リアフェンダーアーチも形がいびつなので修正していきます。

形を整えて塗装を剥がします。

そしてパテで成形します。

形ができたらサフェーサーで強固な下地を作ります。

フロントフェンダーも同じようにサフェーサーを塗ります。

トランクも同じです。
パテで修正したとろはすべてサフェーサーを塗ります。

天井のｸﾘｱｰ剥がれもクリアーがはがれていない層まで塗装を剥がしてサフェーサーで下地処理をします。

細かい傷や小さなへこみもなおしすべてサフェーサーを塗ります。

下処理ができたらボディー全体をしっかりと磨き、洗浄、脱脂などを行いマスキングをします。
マスキングは専用のペーパーでほこりが出にくく塗装を通さないものを使います。

そして塗装です。
カラーはランボルギーニノーブルー・ノーヴァというカラーです。

剥げ剥げだった天井もツヤッツヤに！
クリアーは高品質なハイパークリアーを使用しています。

塗りあがって乾燥後どうしても小さなごみは尽きますので磨きをしていきます。
ごみの物を専用のペーパーで平らにしてコンパウンドでバフをかけていきます。

バフをかなりの種類を使い分けて仕上げていきます。

細かいパーツも塗っていきます。

レンズ類には若干のスモーク塗装を施します。

少しスモークを入れるだけで見た目が全然変わります。
またクリアーを塗ることで艶が出て高級感がでます。

カーボンにはクリアーを塗っていきます。

磨き等が出来上がったら組み付けをしていきます。
組み付けるパーツは丁寧にクリーニングしながら取り付けます。

レンズ類はしっかりと点灯チェックしながら組みつけます。

ウイングの取り付けは水が入らないようにシールして取り付けます。

すべて組み付けが完了しましたら洗車です。

あれだけ艶がなかった車がこの輝きで完全に蘇りました。

こだわった形のフェンダーはワンオフで唯一無二の形です。

ワイドかつスタイリッシュです。

当店でワンオフしたマフラーがブルーの中に冴えわたります。

最高の仕上がりになりオーナー様も大満足でした。